プロペシアとは
プロペシアは、1日1回服用のAGA(男性型脱毛症)を予防する薬です。
"男性のみ"が使用でき、AGA以外の薄毛には効果はありませんのでご注意ください。
成分であるフィナステリドの用量には『0.2mg』『1mg』の2種類があります。
AGAの原因物質を頭皮から減らし、脱毛が進むのを抑えます。
ここではプロペシアのAGA治療でのメリット(効果や有効性)、デメリット(副作用)について詳しくお伝えします。
プロペシアは、1日1回服用のAGA(男性型脱毛症)を予防する薬です。
"男性のみ"が使用でき、AGA以外の薄毛には効果はありませんのでご注意ください。
成分であるフィナステリドの用量には『0.2mg』『1mg』の2種類があります。
AGAの原因物質を頭皮から減らし、脱毛が進むのを抑えます。
ここではプロペシアのAGA治療でのメリット(効果や有効性)、デメリット(副作用)について詳しくお伝えします。
プロペシアには、5αリダクターゼⅡ型(還元酵素)を抑えるはたらきがあります。
※画像:プロペシア®作用機序 from MSD
AGAの原因物質とされるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を防ぎ、頭皮からその数を減らします。
これにより脱毛を抑える効果が得られ、人によっては新たな髪の成長が期待できます。
脱毛の進行を抑える効果が見られるまでには、通常6ヶ月ほどかかります。
また服用を中止するとDHTの発生を防ぐ効果は失われ、その後1年ほどで元の毛髪数に戻ることが確認されています。
プロペシアの効果を持続させるためには、続けて服用することが大切になります。
20〜50歳のAGAの男性にプロペシア1mgを投与した国内の臨床試験によると、データは次のようになります。
※出典:プロペシア®錠 臨床成績 国内データ(3年) from MSD
改善と維持を合わせると、98%の方にプロペシアは有効性があったということになります。
また1年以上の服用で、改善の割合が高くなる結果となっています。
なお上記の試験は、AGA以外は心身ともに健康な男性を対象としている試験です。
年齢(50歳〜)や健康状態によっては、同様の効果が期待できない場合があります。
プロペシアは安全性が高いお薬です。
ただ薬である以上、まったく副作用がないわけではありません。
使用成績調査では、943例中5例(0.5%)の副作用が認められています。
性欲減退 | 0.2% |
---|---|
肝機能異常 | 0.1% |
肝障害 | 0.1% |
ED(勃起不全) | 0.1% |
プロペシアは、"性機能"や"肝機能"にかかわる症状が現れることがわかっています。
プロペシアは男性ホルモンに影響します。
そのため性機能を低下させる症状が現れることがあります。
EDに関しては、精神的な面が影響することもあります。
気にしすぎには注意が必要です。
またプロペシアの服用中止後も、性欲の減退やEDが継続したとの報告があります。
プロペシアは肝機能に異常が起きることがあります。
安全に薄毛治療するためにも、服用前や服用後に血液検査によって肝機能数値の変化を確認することが大切です。
肝機能数値の結果によっては、医師の判断により服用・継続が難しくなることがあります。
また黄疸などの症状は、『肝機能障害』の可能性もあります。
症状を感じた場合には、処方した医師に相談するようにしてください。
その他の症状は、自発報告や海外で確認されている症状となります。
AGA治療は自由診療となることから、プロペシアの処方にも保険はききません。
治療費が自己負担となると、なかなか治療に踏み切れない男性もいることでしょう。
ただプロペシアは特許期間を満了しています。
そのため厚生労働省により認められたプロペシアのジェネリック医薬品も登場しています。
発売当初にくらべ価格も下がっていることから、プロペシアを使ったAGA治療もはじめやすくなっています。
またその他のプロペシアに関することは、Q&Aで解説していますのでご確認ください。